合法的な連ジプレイ環境の保全とは
現役の国会議員によって非常に興味深い答弁が行われていたらしいので報告しておきます。
文化的利用において、適切な条件を満たしたら、エミュレーターやプロテクト解除を合法化する。引用要件のような非申告制のシステムにする。供託金とかでヘッジするとかアリかなぁ
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プレイ可能な状態での「過去のゲームの合法的保存」について – 赤松健 – https://t.co/YcYCwV3lv0— 深津 貴之 / THE GUILD / note.com (@fladdict) June 2, 2023
昨日は20時から、デジタルアーカイブ学会法制度部会のデジタル著作権PT。
「プレイ可能な状態での、過去のゲームの合法的保存」について、専門家で選抜チームを編成して乗り出すことになった。失われゆく古いコンテンツのアーカイブ&利活用は、私が強い熱意を持っている分野。これは成功させたい。— 赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) (@KenAkamatsu) July 13, 2022
連ジ熱帯をプレイし続けていく上でも非常に興味深い話題。
連ジ最大の醍醐味である2on2対戦プレイを正規に楽しむにはゲームセンターに足を運ぶ以外にほぼ方法がなく、連ジ4台設置店舗が絶滅に近い現状でそれが容易に適うことはありません。
ましてやレトロアーケードゲームのソフト&ハードは物理的経年劣化がそろそろ限界に近いものが多く、通信障害の多発しがちなNAOMI基板なんかは保守サービスもとうの昔に終了しているため、その保全は間違いなく喫緊の課題と言えるでしょう。
連ジ難民を救済したネット対戦は改造エミュを使用したもので、いわば法を無視した海賊版。
権利者のお眼鏡に敵わなかったり、運営に匙を投げられたら容易く消え失せる砂上の楼閣です。
はっきり申し上げまして、現在こういった過去ゲームのアーカイブ(データを安全に保存しておくこと)は、残念ながら海賊版サイトがその役割を担っているのが現状です。
今回話題となった政府答弁はエミュレータの使用やコピープロテクトの解除にも踏み込みつつ、利用者の利便性と権利者の適切なマネタイズの両立をも模索する方向だそうで、とにもかくにも偉い人への根回しが上手くいくことを祈るばかりです。
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