ゲームの歴史を語り継ぐ難しさが話題に
昨年11月に出版された「ゲームの歴史」という書籍がマイナスの方向性で話題に。
客観的資料にあたらず主観だけで物事をまとめちゃうと界隈の識者から総突っ込みを食らう例。
自分自身が当事者で明確に覚えているものに関して、他人に別のことを言われると戸惑う。うっかり誤認というレベルならいいが、意図的に自分に有利な言い方をすることで事実が捻じ曲げられるのが問題。個人的にそういう経験をしているが、これ本当にいろんな意味できつい。
— 石井ぜんじ (@Zenji1) March 15, 2023
「ゲームの歴史」自体にはほぼ正の側面はなさそうだが、その出現がもたらした正の価値はあり、業界として正史を明確に作成しないと、偽史がはびこることが示された点がある。これから、史書の整備が進むだろう
— Yasuyuki Inoue (@YaSuYuKi) March 13, 2023
ゲームの歴史はあれか、古の2ch作法「知ったかぶって適当書けば識者が青筋立てて訂正してくれる」なのか
— 蝉丸P@「住職という生き方」「つれづれ仏教講座」発売中 (@semimaruP) March 13, 2023
ゲームより歴史のあるエンタメにおいて、今残ってる過去の歴史に誤り・思い違いも多いであろうことは想像に難くなく、そう考えるとゲームは「(比較的)成り立ちの時代からの証人が存命な状態で“SNSで”歴史検証がやれてる最初のジャンルの一つ」になるので貴重なサンプルになっていくのかもしれませんね
— 見城こうじ (@KenjohKohji) March 15, 2023
「ゲームの歴史」に対する批判がめっちゃ燃えてるけど、批判している人の知識がすごくてそっちが勉強になる。
実はこの本自体「不特定多数に教えてくださいって言うと誰も教えてくれないけど、トンデモ自説を披露するとすぐさま訂正が方々から投下され情報が集まる」てライフハックの壮大な実践!!?— Yokemura YMCK@4/9ライブ (@Yokemura) March 20, 2023
うちも連ジ関連略式年表なんてものをコッソリ公開してるので内心ビクビク。
まあ連ジには「界隈の識者」なんてものが存在しないので好き勝手やれてる訳なんですね…。
他にもズンダの語源やシャゲダンの由来を探ったり、Wikipediaに訂正を申し入れたり、過去に潰れた連ジ関連サイトの代理公開を行ったり、「歴史と考察」タグからそれっぽい記事を辿れるよう試みたり、恐れも知らず歴史編纂紛いの取組みを好んで進めていますが…。
どれもまあ当事者に取材するでもなく現地に足を運ぶでもないネットの情報を寄せ集めただけのコタツ記事なので、内容の正確性は「ゲームの歴史」と案外大差ないのかもしれません…。
連ジのwikipediaは無印稼働日の記載についても嘘……というか多分勘違いからの誤りが15年以上も放置されていましたし、「vs.シリーズ」項目では未だに訂正すらされていません。
「集合知」とは言うけども、マイナー分野は「知」が集合することもないのでヒューマンエラーは多々ありそうです。 https://t.co/qzPDQsoayh
— SJO|僕のQたん ヽ(´ー`)ノ (@SJO_Q) January 12, 2023
これからオタク文化を作ってきた人がどんどん亡くなっていったりするだろうけど生き残った人に好き勝手書かれない様にちゃんと歴史を執筆して後世の人のために残していかないと駄目って話しでもあるんだよな。https://t.co/sntbGTDirE
— 松本規之コミティア143 新刊「絵描きが白内障に」メロン専売にて通販開始 (@matsumoto0007) March 12, 2023
なんてったって、ゲーム業界の最初の方は、パクリパクられの犯罪スレスレなことをやりあってたもんで。
めっちゃ嘘言うのよ。建前上。で、その建前が雑誌に載って、雑誌に責任転嫁主義のWikipediaが当時者より雑誌を優先し、Wikipediaを信じた個人が〜。
FF3の飛空艇の速度は超技術〜とかね。
— 鈴音@動画【琴葉姉妹と同棲しようよ】など投稿 (@suzune25254649) March 9, 2023
「ゲーム歴史」関連の記事を読んでたら「タイトルと発売日以外全部間違ってる」というキラーフレーズが出てきたんだけど、ゲームって昔は発売日という概念があいまいだったから内部資料ですら余裕で間違ってることあるし合ってるかどうか調べるのはめっちゃ大変です。https://t.co/egcFuG3wEw
— オロチ(Famicom Archivist) (@oroti_famicom) March 21, 2023
その一方で最近のSNSや動画サイト普及からの当事者情報流出により、これまで一般ユーザーが知る由もなかった開発秘話が暴露されることも珍しくなくなりました。
歴史の生き証人から語られる言葉だって、上のお偉方と下の現場とで認識が違ってたりして全てを鵜呑みにできるものではないかもですが、貴重な証言であることは間違いありません!
事実を知る関係者が物語る真実…一次資料や客観的証拠にあたることのできない我々にとって、それこそ公式が定めた「正史」「正典」と言っても差支えはないでしょう。
スポーンは名古屋開発で
連邦VS.ジオン開発開始時に名古屋に行って
開発中のスポーンを遊ばせてもらって
とても参考になりましたが
開発スタッフとしては直接的な関わりはありません
スポーンのメイン企画はたしかD&Dシャドーオーバーミスタラの人
スポーンのスタッフはその後ヘビーメタルを作ってます https://t.co/mChnyxI1HH— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 17, 2023
いやいや
あのプログラマー氏のことであれば事実です
すべての辻褄が合う
なるほどそうだったかーいやこれは僕の間違いでした
失礼しました
訂正のリプぶらさげておきます— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 17, 2023
連邦VS.ジオンはバンダイに内緒で作ったと言われますが
あれは
マリーガルの香山氏の
富野監督と任天堂社長を抱き込んでバンダイからOKをもぎとろうという計画に乗って進めていたところ
香山氏がセガの社長になってしまって
はしごを外された的な現場レベルではバンダイとやりとりはしてたんですよ https://t.co/aYxAjsN9o9
— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 8, 2023
連邦VS.ジオン開発中にバンダイとやりとりしていたというのは
具体例を挙げれば
効果音は一式データをもらいました
MSや武器の表記のチェックもしてもらってます
「ザクⅡ」や「ザクⅠ」については
作中の表記を重視したいということで
「ザク」「旧型ザク」
で通してもらいました— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 8, 2023
スポーンと連ジの共通点といえば
カプコンがNAOMI基板でポリゴンゲームを作り始める際に
スト2にも関わってた伝説級プログラマーの方が
セガ基板を解析したり
直接の開発スタッフからは見えないところで色々やってたので
その話かもしれません— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 17, 2023
ドリマガの記事が間違ってたのかもしれませんが
あー
スポーンと連ジの共通点といえば
カプコンがNAOMIでポリゴンゲームを作り始める際に
スト2にも関わってた伝説級プログラマーの方が
セガ基板を解析したり
直接の開発スタッフからは見えないところで色々やってたので
その話かもしれませんね!— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 17, 2023
カプコンだと
基板性能が低く
ポリゴンなんて夢のまた夢だったので
工夫して面白いゲームを作るしかなかった
(CPS2はROM容量とスプライトの表示能力だけ高かったのでX-MEN VSシリーズが作れた)それがセガのNAOMI基板と光通信ボードを使わせてもらえるなんて夢のような話で
連邦VS.ジオンが作れた— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 13, 2023
香山氏的には
任天堂社長には
64とゲームボーイをケーブルでつなぐ企画で
ガンダムのゲームを作るのをバーターでいけるという考え
実際にカプコンで
ゲームボーイのガンダムゲームは実機で動くところまで作っててお蔵入りに
64でガンダムのシミュレーションゲームの開発も動いてた
これもお蔵入り— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 8, 2023
香山氏がセガに行って
連邦VS.ジオンもお蔵入りになる危機だったところを
岡本氏がバンダイに行って直談判して
ソースコードを差し出すことで許諾をもらった
というのは最近岡本氏のYoutubeチャンネルで知りました
この手の契約絡みのごたごたは
現場まであんまり情報が降りてこないものなんですよね— 満福神社(中の人は脚本とか担当トミー朕) (@manpuku_jinja) March 8, 2023
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