2001年のゲームセンターを席巻した連ジの衝撃

連ジというアーケードゲームがいかにエポックメイキングだったか、当時のリアルタイムな空気を語れる人は今や本当に貴重となってしまいました。

スト2から対戦格闘ばかりやり続けていた少年時代の管理人が如何にして連ジへと転向したか。
ガンダム自体に全く興味もなかった管理人がなぜキャラゲーに心酔してしまったのか。

そんな答えが余すところなく言語化されている記事を発見しました。
連ジ稼働以前からゲーセンという沼に生息していた人種ならきっと多くの部分で共感できるはずです。

「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」がレジェンドたる理由を5000字弱で語る|EtaOnm256|note

しかし、私はその裏にある奥深さに感銘を受ける。入力の仕方によってステップの長短を使い分けられるとか、射撃硬直中は歩きとジャンプは可能だがステップと空中ダッシュはできないとか、そういう挙動の仕様を理解しているかどうかで動きのスムーズさが全然変わってくる。初心者と経験者のプレイでは、本当にモブとベテランパイロット的にMSの動きが変わる。アクションゲー慣れしていないガンダムファンが、ゲーマーの動きを見て本当にアムロを見ているような顔をする光景が見られたのだ。

すなわち、皆に「カッコよくMSを動かして戦える」(「MSが勝手にカッコよく戦う」ではない)願望をかなえさせたツールだということだ。

惜しむらくは連ジの2on2システムによる新たなゲーセンコミュニティの形成について触れられていないところ。筐体の向こう側の見知らぬ誰かと対戦するのでなく、隣に座る名も知らぬ戦士と共闘する2on2対戦文化が生み出した独特の緊張感…!

自分がこの緊張感にやられて間もなく20年。未だに連ジ狂い。でもやめらんない。