FS(フォーススタンド)でのよろけベクトル方向転換

マシンガンなどよろけ値100未満の攻撃によるFS(フォーススタンド)。
完全同時ヒットだと補正的に旨味は少ないものの、完全同時ヒットさえ避ければコンボ補正を追加することなくガリガリ削れる、時間当たりのダメージ効率が高い攻撃。

このFS(フォーススタンド)にはもうひとつ、副次的な効果があります。

例えばBRヒット→マシンガンで追撃するにあたり、BRヒット直後にマシンガンを重ねることで、BRヒットによるよろけ(ノックバック)の方向(ベクトル)をマシンガンのヒット押し出し方向へと転換させることができます。

下手な日本語で説明しても分かりにくいと思うので、実例動画を見てください。

こんな感じでノックバックの方向を強引に変えることが可能。
これにより通常のよろけではギリギリ繋がらないタイミングのズンダなどが繋がったりします。
ただしマシンガンを当てるタイミングが遅いと、その効果は低くなってしまうので注意。

例えば、BRヒットでノックバックする距離が「10」と仮定すると、「6」の距離をノックバックしてからマシンガンを当てても、別方向には残り「4」の距離しかノックバックしません。

だから理論的には、BRヒットから1フレーム直後にマシンガンを当てると最も効果が高く、さらに言えばBRと同時ヒットFSだとノックバック距離は伸び悩みます。

なぜならBRとマシンガンではノックバック距離に違いがあり、同時FSだとよろけモーションがマシンガンのものに上書きされてしまうから。

よろけ硬直自体はBRもマシンガンも同じですが、ノックバック距離はBRの方がマシンガンよりも長く設定されているため、距離の縮まり方にも違いが生じるみたいです。

BRもマシンガンも、「1frヒット→49fr→1frジャンプボタン入力」でジャンプ可能。

「1frヒット→48fr→1frジャンプボタン入力」ではジャンプ不可能。

つまりBRとマシンガンのよろけ硬直は50フレームの計算となる。

デメリットばかりの同時FSですが、これを意識して回避する方法はなさそうです。
1フレームでもずれると同時FSは成立しないので、たまたま発動してしまったら運が悪かったと諦めるしか。