動画内の連ジDX盾耐久値は月刊アルカディアNo.021(平成14年2月1日発行)に掲載されたもので、第2回アルカディア大賞に連ジが選出された記念すべき2002年の遠い過去の話…。
これも連ジ無印盾耐久値と同じく、ゲーム上で発生するダメージ数値から調べようとすると計算が合いません。無印同様にこれも「開発者曰く生の数字」のダメージが適用されるみたいです。
しかし連ジDXは、攻略雑誌等において「生のダメージ数値」は公式発表されていないはず…。
盾耐久値がいくつだと言われても、じゃあガンダムのBRとかダメージいくつで計算すりゃいいのか判然とせず、盾関連データの裏付けは困難と思われていました。
● 通常ダメージ「3」の陸ガンバルカン ⇒ 28発でガンダム盾を半壊
⇒ 通常ダメージ82~84が盾耐久値となる計算
● 通常ダメージ「1」の味方誤射陸ガンバルカン ⇒ 55発でガンダム盾を半壊
⇒ 通常ダメージ55が盾耐久値となる計算
● 通常ダメージ「5」のGMバルカン ⇒ 19発でガンダム盾を半壊
⇒ 通常ダメージ91~95が盾耐久値となる計算
● 通常ダメージ「7」のダムバルカン ⇒ 13発でガンダム盾を半壊
⇒ 通常ダメージ85~91が盾耐久値となる計算
しかし連ジ無印盾耐久値のケースから類推するに、盾の防御力はMSの防御力よりも低めに設定されているのではないかと想像できます。
そこで、まさかとは思いつつ、「デフォルト設定通常ダメージ3」であるはずの陸ガンバルカンのダメージ値を「4」と仮定して計算してみた結果……。
● 陸ガンバルカン28発でガンダム盾を半壊
⇒ ダメージが「4」の計算で盾耐久値は「109~112」
● 味方誤射の陸ガンバルカン55発でガンダム盾を半壊
⇒ 誤射ダメージ「2」の計算で盾耐久値は「109~110」
● 陸ガンバルカン175発でギャン盾を破壊
⇒ ダメージが「4」の計算で盾耐久値は「697~700」
● 味方誤射の陸ガンバルカン350発でギャン盾を破壊
⇒ 誤射ダメージ「2」の計算で盾耐久値は「699~700」
アルカディアの掲載数値だとガンダムの盾半分が「110」、ギャンの盾が「700」ですので計算が合致することとなりました。
ここからさらに陸ガンバルカンをダメージ「4」と仮定したまま他の攻撃ダメージを求めます。
● ガンダムBR2発と陸ガンバルカン106発でギャン盾を破壊
⇒ ギャン盾耐久値「700」から「4×106=424」をマイナスして
さらに「2」で割る計算でガンダムBRは「138」
● ガンダムBR2発と味方誤射陸ガンバルカン212発でギャン盾を破壊
⇒ ギャン盾耐久値「700」から「2×212=424」をマイナスして
さらに「2」で割る計算でガンダムBRは「138」
● ガンダムBR1発と味方誤射陸ガンバルカン281発でギャン盾を破壊
⇒ ギャン盾耐久値「700」から「2×281=562」をマイナスする
計算でガンダムBRは「138」
● ガンダムBR5発と味方誤射陸ガンバルカン5発でギャン盾を破壊
⇒ ギャン盾耐久値「700」から「2×5=10」をマイナスして
さらに「5」で割る計算でガンダムBRは「138」
計算の辻褄が合うことで、ガンダムBRの生のダメージ数値を「138」と特定できました。
陸ガンバルカンのダメージが「4以外」だと矛盾が生じるので疑う余地はないでしょう。
なお、CPUの機体相手にダムBRを当てた際のダメージは「防御力E:138」となる機体が最も多くなっています。「開発者曰く生の数字」はこれを基準としているのかも?
以下に調査結果として、連ジDX2on2の盾に対する主な攻撃ダメージ数値を置いておきます。
[盾耐久値]
・ガンダム110×上下 ・GM80×上下 ・陸ガン110 ・陸GM80
・シャゲ&生ゲル60×上下 ・ギャン700 ・グフ100×上下
[盾に対するダメージ]
■ガンダムBR138 バルカン9 空格115 ハンマー231
■タンク砲92×2 ボップミサイル11×2
■GMビーム92 バルカン6
■シャゲBR138 シャゲキック92
■生ゲルBR127
■ギャン空格92 特格97
■ゴッグ拡散20×12 魚雷46×4 頭突き138 空格138+31
■ゾックビーム57×4 頭部ビーム115
■グフMG9 ロッド74 空D格115
■シャザクMG18×5 バズ68+46 シャザクキック101
■アッガイバルカン11 ロケット63
上記数値は根性&残コスト防御力補正の影響を受けない一方で、攻撃力補正の影響は有り。
また、ゴッグ魚雷4セットでギャンの盾が壊れたのでコンボ補正は働かないことを確認済み。
ただこれらの数値はゲーム画面上で確認ができないため、実戦において厳密な数値を覚えておく必要性はなさそうです。その辺は後日別の記事で説明したいと思います。