瞬間納刀について今更解説 その4

ここまで瞬間納刀の原理原則について解説してきましたので、参考として「納刀する」以外の使い道についても書きたいと思います。

と言っても、空中での方向転換やそこからの再浮上フェイントなどアイデアはまだ発展途上。
現時点で実戦向きに応用できるのは振り向き納刀着地Cだけだと思います。

振り向き瞬間納刀の硬直が解けるタイミングで着地することで、振り向き空撃ちによる着地Cと同じように、着地の隙をほぼなくすことができます。

ただし、瞬間納刀を行うためサーチを切り換える際に気をつけたいのが、敵と敵僚機との角度によって生じるタイムラグ。
敵2体の位置関係が、自機から見て一直線上だとサーチは一瞬で切り換わりますが、敵2体の位置関係が前後180度に近いほど、サーチ切り換えには時間がかかります。
サーチボタンと格闘ボタンを同時押ししても、納刀モーションが開始するのは実際にサーチ目標が切り換わってからとなるので、瞬間納刀が発生するタイミングは、敵2体の角度によって微妙にずれてしまうのです。

これを頭に入れておかないと、振り向き瞬間納刀で着地Cしたつもりが、着地直前に瞬間納刀の硬直が解けてしまい、そのまま普通に着地して硬直をキャンセルできてないなんてことに。
瞬間納刀のタイミングが着地後まで遅れてしまうと、納刀できず地上で振り向き撃ちが暴発することもあり、割とリスクを伴うのが欠点。

刻一刻と状況が変化する実戦で、瞬間納刀着地Cを安定させるには熟練を要します。
それでも着地Cとしての効果は絶大で、多用するプレイヤーも少ないことからフェイント性能も高く、戦況を一気に引っくり返す可能性も秘めているので練習する価値はあるテクニックです。

実際に瞬間納刀が使える機体、使えない機体は?

当然ながら抜刀状態と納刀状態の区別がない以下の機体は瞬間納刀は使えません。

ガンキャノン・ガンタンク・ボール
ジオング・シャズゴ・ズゴック・ゾック・ゴッグ・アッガイ

そして抜刀状態と納刀状態の区別があるのに、瞬間納刀ができない機体がこちら。

ガンダムハンマー・ギャン・ドム

ギャンとドムなんかは抜刀する機会が多く、瞬間納刀が可能ならいい感じに応用が利きそうなのに、なんて理不尽。

瞬間納刀は使えるけど、瞬間納刀着地Cができない機体は?

納刀の使い道としての瞬間納刀は可能だが、着地Cに応用不可能な機体が以下の3機。

グフ・シャザクMG・マゼラザク

グフは納刀にヒートロッドを使用するしかなく、空中ロッドが浮く仕様のため着地Cに不向き。
無理やり地上入力でできないこともないかもしれませんが、他にもっと便利な着地Cを完備しているグフが手を出す必要はないでしょう。

シャザクMGで瞬間納刀着地Cをやろうとすると、謎の硬直が発生して普通の着地よりも長い硬直が発生します。
弾切れグフの振り向き撃ち着地Cをやろうとした時に起きるアレと同じような謎の現象です。

そしてマゼラもなぜか着地Cはできないようです。
着地に気を遣う機体に限って使えないのは悲しいですね。





7月4日追記
マゼラもグフと同じく、無理やり地上入力で瞬間納刀すれば着地Cできないこともないですが、実用性は皆無なのでやっぱり忘れましょう。