【3:エミュレータ作動編】
ある程度のスペックを備えたパソコン上にDC版連ジのゲームデータを揃えることができれば、連ジネット対戦の準備はほとんど整ったも同然です。
有志が開発してくださったエミュレータをダウンロードして実際に連ジをプレイしてみましょう!
[連ジネット対戦を実現するツールflycast(gdxsvカスタム)の導入]
連ジをオンラインプレイに対応させるには、flycastというDCエミュレータを独自改造したflycast(gdxsvカスタム)を使用する必要があります。
flycast(gdxsvカスタム)を手に入れるには、開発者が運営する【gdxsv】というサイトから辿ってダウンロードすればOKです。
このサイトの右上にある接続ガイドをクリックすれば、flycast(gdxsvカスタム)のダウンロード場所を見つけることができます。
また、この接続ガイドには、flycast(gdxsvカスタム)の導入から設定方法まで全てが親切事細かに記されています。
この説明に沿って設定すればいよいよネット対戦を始められるはずです!
[連ジネット対戦の仲間探し…Discordというチャットツールの導入]
ネット対戦は、当たり前ですが対戦相手がいなければ成立しません。
一緒にプレイする知人がいない場合、ネット上で対戦相手を探す必要があります。
連ジネット対戦も時間帯によっては参加人数が少ないため、偶然居合わせた人と合流できる確率は高くありません。
連ジネット対戦開発者運営の【gdxsv】では、対戦相手を探すための機能がいくつか用意されています。
ホームページ右上の接続情報を見れば、リアルタイムにネット対戦参加中のプレイヤーを見つけることができます。
参加人数が多く対戦が盛り上がっているようであれば一緒に仲間に入ってみましょう。
ホームページ右上の参加するをクリックすれば、一緒にプレイする仲間を探せるチャットサービスDiscordに招待されます。
招待を受けて閲覧が可能となるのは、連ジネット対戦の開発者自らがDiscord上に公開しているgdxsvというサーバー。
ここの#対戦募集チャンネルで不特定多数の人に対戦募集を呼び掛けることができるようになっています!
Discord上でも昼間はほとんど人がおらず、現在は午後10時から翌日午前2時までの間に人が集まりやすい傾向があります。
[連ジネット対戦を楽しむ上で知っておきたいこと]
●「なるべく近いサーバーを選択して入力遅延を減らすべし」
ネットを通じたオンラインプレイでは、オフラインプレイにはない入力遅延とラグが生じてしまいます。
ネット対戦で接続するサーバーはいくつか用意されており、基本的に自分から近い位置にあるサーバーを選ぶ方が入力遅延も少なくなるはずです。
スムーズにプレイできる環境じゃないと一緒にプレイする人にも迷惑を掛ける場合があるので注意しましょう。
どの地域のサーバーが自分の環境に適しているかはGCP Ping Test (Latency)を参考にしてみるといいかも?
●「通信メッセージを活用して味方に残体力を知らせるべし」
ネット対戦では、味方の体力がいくら残っているのかを知る方法は基本的にありません。
通信メッセージは「損傷なし」「損傷軽微」「損傷拡大」「もう持ちません」「撃破されました」の5段階。
おおざっぱではありますが、味方に概ねの残り体力を知らせることができるので積極的に活用しましょう。
現バージョンでは自機体力表示の右側に味方の体力が表示される仕様変更が行われています。
●「接続情報をチェックして今どんな人が参加してるか確認してみるべし」
参加者が少ない時よりも、たくさんの参加者がいて盛り上がっている時の方が気軽に対戦を始められると思います。
上でも書いたように、接続情報を見れば現在リアルタイムで何人がネット対戦に参加しているか確認することができます。
知っている人がプレイ中であればより頼もしいですね。
●「海外勢とも異文化コミュニケーションを図ってみるべし」
現在の連ジネット対戦では日本人以外にも香港人をはじめとした海外勢が多数参加しています。
海外勢とコミュニケーションをとりたい場合は、Discordの#CROSS-COUNTRYチャンネルを活用しましょう。
botによって言語の自動翻訳が行われるので、英語の読み書きができなくても簡単な意思疎通が可能です!
[連ジネット対戦の独自仕様について]
● 本来コスト300であるギャンとゲルググは、コスト295に仕様変更が行われています。
アーケード版と異なり、ゲルギャンでの組み合わせが対戦に使われるケースが多くなっています。
● DC版によるネット対戦なので、当然ながらアーケード版連ジとは多くの部分で仕様が異なります。
グラフィックはアーケード版に近いものの、仕様についてはPS2版とほぼ同様だと考えられます
しかしながら開発者のご厚意により、アーケード版に仕様を寄せるためのアップデートパッチが試験運用されています。
●今のところサイド7以外のステージや、MAを選択して使用することはできません。
ロビーによっては様々な戦場を選択することができ、使用可能機体も様々です。
● 一部ロビーではシャッフル設定が適用され、試合開始まで誰とチームを組むことになるのか判別できません。
その際、1試合目に決定された組み合わせで連戦することとなります。
●原則として4人が揃わないと対戦は始まらない仕組みになっているネット対戦。
しかし一部のロビーでは4人未満の人数でも強制的に対戦を開始することができます。
ロビーに入った状態でソフトキーボードを起動して「/f」と発言することで、1対1や1対2の状態で対戦が始まります。
この場合CPU機体には回避重視などの命令を指示することができません。
●ロビーに入った状態でソフトキーボードを起動して「/ec」と発言することで、総コストを630(ExtraCost)にしてプレイすることができます。
「/nc」と発言すれば総コスト600(NormalCost)に戻すことができるようです。設定変更できないロビーもあります。
gdxsv: v0.5.4で「/ec」コマンドの廃止。ロビーによっては総コスト630ルールが適用されます。
●「alt + enter」を入力することでフルスクリーンの状態でプレイすることができます。
●地域固定ロビーではping制限というのが設定されているらしく、64ms以上の環境ではプレイできないようです。
●宙域の名称がついたロビーは非固定リージョンの設定で、対戦が始まる際に最も適した地域のサーバーが選択されるそうです。
●宙域の名称がついた一部ロビーはPrivateRoomに設定されているようです。身内同士で遊ぶ場合はこちらの利用を推奨。
●flycast(gdxsvカスタム)の設定で「settings>Video>Widescreen」にチェックを入れるとワイドスクリーンモードで遊ぶことが可能。
グラフィック上の不具合が発生する場合があるのと、視界が広まることでプレイに不公平感が生じる気がするので個人的には非推奨です。
●flycast(gdxsvカスタム)を複数多重起動させることで自分同士を無理矢理対戦させることも可能です。
flycastをセットしたフォルダを用意。
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連ジをプレイすることでフォルダ内に設定ファイル「emu.cfg」が作成される。
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用意したフォルダをコピーする。
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コピーしたフォルダ内の「emu.cfg」を開く。
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「loginkey = ???(任意の数字)」などと記載された行を削除して保存する。
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コピーしたフォルダ内のエミュを起動させ通信対戦に繋ぐ。
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接続IDとなる「課金対象電話番号」欄がコピー元から変化しているのを確認。
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同様の操作で4つのフォルダを作成。これを同時起動で自作自演し放題。